スナップロック工法とは - 概要・特長
■概要
スナップロック工法は、管径700mm以下を対象に管継手部やクラックから発生する浸入水(漏水)を止水する非開削修繕工法です。ステンレススリーブとゴムスリーブからなる円筒形の修繕部材を拡径・設置することにより、ゴムスリーブに設けた止水構造部を圧縮した状態で管内周面に設置するので確実な水密効果が得られます。
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径200~700mmを対象とした既設管きょの浸入水や漏水を短時間に止水。
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■特長
止水性に優れる
ステンレススリーブの拡径により、ゴムスリーブの止水機構が管内壁面に圧縮設置されるため、高い水密性能を発揮します。
耐久性に優れる
工場生産のステンレススリーブとゴムスリーブは品質が安定しており、施工中に水に触れても変質がありません。設置後は、経年変化や下水中に含まれる化学物質に対して長期の耐久性を維持します。
施工性に優れる
スナップロック工法は、TVカメラが水没しない水位であれば、通水状態でも施工が可能です。
追跡調査が容易である
スナップロックには全て認識番号が刻印されているので、施工後の追跡調査(トレーサビリティー)が容易にできます。
■仕様
・適用管径 径200~径700mm
・施工条件 目地隙間100mm、段差4.0mm、不陸角度3°
・使用材の材質 ステンレス(SUS316鋼)/ゴム(SBR+水膨潤ゴム)
・止水性能 外水圧(0.1MPa以上)
■外水圧試験
・試験条件:呼び径500、隙間 100mm、段差 4mm、不陸角度 3°、外水圧 0.10MPa、水量 3リットル/分の浸入水
スナップロック工法の外水圧試験概要図
外水圧試験状況
・試験結果:上記試験条件で外水圧0.10MPaに耐える水密性能を有することを確認しております。