パイプリノベーション/既設排水管のトータルメンテナンス・建設コンサルタントのエキスパート 東洋テックス株式会社

東洋テックス株式会社
技術情報
シームレスシステム工法
アルファライナー工法
光硬化防食ライニング工法
FRP内面補強工法
新技術
関連知識
管内調査
東洋テックス株式会社の技術情報

光硬化防食ライニング工法とは - 品質・規格

■規格

光硬化防食ライニング工法は、日本下水道事業団編集による「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」において分類されているコンクリート被覆工法のうち、塗布型ライニング工法-塗付け型-補強材積層仕様であり、品質規格は下表に示す塗布型ライニング工法の品質規格表のD1に該当します。

塗布型ライニング工法の品質規格
  A種 B種 C種 D1
被覆の外観 同右 同右 同右 被覆にしわ、むら、はがれ、
われのないこと。
コンクリート
との接着性
同右 同右 同右 標準状態1.5kN/mm²以上
吸水状況1.2kN/mm²以上
耐酸性 pH3硫酸水溶液30日
浸漬、被覆にふくれ、
われ、軟化、溶出が
ないこと。
pH1硫酸水溶液30日
浸漬、被覆にふくれ、
われ、軟化、溶出が
ないこと。
10%硫酸水溶液45日
浸漬、被覆にふくれ、
われ、軟化、溶出が
ないこと。
10%硫酸水溶液60日
浸漬、被覆にふくれ、
われ、軟化、溶出が
ないこと。
硫黄浸入深さ     10%硫酸水溶液120日
浸漬、浸入深さが設計
厚さの10%以下、
かつ、200μm以下
10%硫酸水溶液120日
浸漬、浸入深さが設計
厚さの5%以下、
かつ、100μm以下
耐アルカリ性 同右 水酸化カルシウム飽和
水溶液30日浸漬、
被覆にふくれ、われ、
軟化、溶出がないこと。
水酸化カルシウム飽和
水溶液45日浸漬、
被覆にふくれ、われ、
軟化、溶出がないこと。
水酸化カルシウム飽和
水溶液60日浸漬、
被覆にふくれ、われ、
軟化、溶出がないこと。
透水性
(透水量)
0.30g以下 0.25g以下 0.20g以下 0.15g以下

■材料

繊維強化プラスチック(FRP)

 ・補強材にガラス繊維(ガラスクロス)
 ・母体に光硬化ビニルエステル樹脂

引張強度が大きく、温度変化に強く、耐薬品性・耐久性及び施工性に優れています。

樹脂名 使用可能pH 熱変形温度(℃)
ビニルエステル
(光硬化防食ライニング工法)
1~14 110
不飽和ポリエステル 1~9 115
エポキシ 1~14 70~80
ポリ塩化ビニル 1~14 70~80